「外壁塗装費用の支払いタイミングはいつ?」、「外壁塗装の費用は分割払いできるの?」と気になっている人は多いのではないでしょうか?
外壁塗装を行うには約100万円が必要になるので、「一括払いは難しい」という場合も多いですよね。
外壁塗装では現金一括払いだけでなく、ローンによる分割払いも可能です。
この記事では、外壁塗装で分割払いのローンを利用するメリット・デメリット、ローンの選び方、分割払いの注意点などについてご紹介します。
外壁塗装は分割払いできるのか?
外壁塗装の費用はローンを利用することで分割払い可能です。
ローンの金利相場は2-3%となっており、金利が4%以上になる場合は高すぎるので選ばないようにしましょう。
一般的な支払回数は36回払い、60回払い、120回払いですが、60-120回(5年-10年)が目安となっています。
分割払いすることで、手元にまとまったお金がなくてもすぐに外壁塗装を行うことができます。
外壁は劣化するほど工事費用が高くなるため、外壁の劣化がひどい場合は金利を取られてもローンを組んで塗装をしたほうが結果的に安く済むこともあるのです。
こんな人は分割払いでの外壁塗装がおすすめ
次のような人は、外壁塗装で分割払いがおすすめです。
- 手元にまとまったお金がない人
- 高校進学や大学進学を控えた子供がいるので貯金を使いたくない人
- 外壁の劣化がひどく、かなり費用がかかりそうな人
- 長期的に節約になるので、高額で耐久性のある塗料を使いたい人
- 分割払いを利用すれば、まとまったお金がなくても費用がかかる外壁塗装を行うことができます。
ローンは借金ではありますが、計画的に利用すれば問題ありません。
外壁塗装の分割払いでローンを利用するメリット・デメリットとは
外壁塗装の分割払いでローンを利用するメリットとデメリットをご紹介します。
分割払いでローンを利用するメリット
ローンを利用すれば、手元にまとまったお金がなくてもすぐに外壁塗装を依頼することができます。
「お金が貯まってから外壁塗装をしよう」と思っていると、外壁はどんどん劣化し、実際に塗装をするときには外壁の劣化がひどく高額の工事費用がかかる可能性もあります。
まとまったお金がなくてもローンを組んで早めに塗装を行うほうが節約になるケースが多いのです。
分割払いでローンを利用するデメリット
ローンは金利がかかるので、実際に必要な費用に金利分をプラスして返済することになります。
また、ローンを組むときには審査があるので年齢や健康状態によっては審査が通らないこともあります。
ローンを利用して外壁塗装を行いたい場合は、借入条件や金利をしっかりと確認し、計画的に返済できるようにしましょう。
外壁塗装の費用を支払うタイミングは?
外壁塗装の費用を支払うタイミングには、「施工後に一括支払い」、「施工前に1回、施工後に1回」、「施工前に一括払い」の3種類があります。
3種類の中でも「施工後に一括払い」が業者にお金を持ち逃げされることなく安心な方法で一般的です。
「施工前に1回、施工後に1回」の場合は、成功前に支払った費用で業者が必要な材料を手配し、施工を行います。
成功前に全額支払うわけではないので、依頼する側のリスクは少なくてすみます。
「施工前に一括払い」は悪徳業者が使う手口です。
「施工前に約100万円の塗装費用を支払ったのに業者が行方をくらました」というケースが多いので、「施工前の一括払い」は行わないようにしましょう。
外壁塗装の分割払いする際のローンの選び方とは?
ローンはどのような基準で選べばいいのでしょうか?
こちらでは、外壁塗装のローンの選び方はご紹介します。
住宅ローンを利用しているのなら同じ金融機関に相談を
住宅ローンを利用している場合、外壁塗装のローンは住宅ローンを組んでいる金融機関に相談してみましょう。
きちんと返済していれば審査がスムーズになり、お得意様として「金利優遇制度」を受けられることがあります。
金利で選ぶ
「金利の安さ」で選ぶのであれば、銀行の有担保ローンがおすすめです。
担保を設定するため必要な手続きが多く審査に時間がかかりますが、金利は低く抑えることができます。
また、有担保ローンを組む時には登記費用や手数料がかかるため、金利の高い無担保ローンを支払う場合と比較して総額が安くなる方を選びましょう。
固定金利と変動金利の違いを知っておく
固定金利は完済まで申し込み時の金利が適用されるため、経済情勢が変わって金利が高くなって返済額が高くなるというリスクがありません。
ただ、金利が高い時に契約すると高い金利のまま返済しつづけることになります。
変動金利は、市場の状況に応じて金利の見直しがされるため、高い金利のまま返済することにはなりません。
ただ、金利が途中で変わると最終的な返済額を把握できないのがデメリットです。
固定金利も変動金利も、それぞれメリットとデメリットがあるため、金融機関に相談して検討したうえで決定するようにしましょう。
外壁塗装業者が提携しているリフォームローンを選ぶ
業者がローン会社と提携してローンを提携している場合があります。
多くの業者は無担保のクレジットカード系のローンを利用しているため、銀行ローンよりも金利は高めになります。
手数料無料の分割払いは要注意
外壁塗装業者にローン手続きを代行してもらった場合には、通常手数料が発生します。
この手数料を無料としている業者は、無料と見せかけて工事費用に上乗せしている可能性があるので注意しましょう。
外壁塗装の分割払いで注意したいことまとめ
外壁塗装の分割払いで注意したいことをご紹介します。
分割払いの期間が長すぎないか
分割払いの期間が10年以上になってしまうと、支払いが終わらないうちに次の外壁塗装が必要になる可能性があります。
そうなると2重にローンを支払うことになり家計を圧迫する可能性があるため、分割払いの期間は5-8年ほどにしておくといいでしょう。
住宅ローンがある場合は分割払いの金額に無理はないか
住宅ローンが残っている場合は、外壁塗装のローンと住宅ローンを毎月返済することになってしまいます。
2種類のローンを支払っても生活が苦しくならないかを考えてから分割払いの金額を決めましょう。
分割払いのローンは銀行系は金利が安いが審査は厳しい
銀行は信販よりも金利が安く、金利が1%で収まる場合があります。
ただ、自分で行う手続きが多く、審査が遅いのがデメリットです。
審査に1か月以上待たされても、審査に落ちてしまうということもあります。
時間に余裕があるなら最初に金利の安い銀行でローン手続きをし、審査に通らなければ信販でローンを借りるといいでしょう。
外壁塗装を分割払いにすることで総支払額は増えている
分割払いにすれば、まとまった費用を支払う必要はなく毎月少しずつ支払うことができますが、返済額と金利分も支払わなくてはならないので、一括払いよりも総支払額は増えています。
金利を支払ってでもローンを組んで早めに外壁塗装を行ったほうが得なのかをしっかり考えたうえでローンを利用するようにしましょう。
高齢者は外壁塗装の分割払いができない可能性も
高齢者の場合は年齢制限でローンを組めないことがあります。
年齢制限は金融機関によって異なりますが、借入時に70歳、完済時に80歳ということが多いです。
外壁塗装を分割払いする前にリフォーム支援制度をチェック
条件を満たすことで、自治体や国のリフォーム支援制度を利用して、外壁塗装を安く行うことができます。
こちらでは、外壁塗装に利用できる支援制度をご紹介します。
外壁塗装の分割払いをする前に一度確認してみましょう。
補助金・助成金
自治体によりますが、外壁塗装に利用できる補助金や助成金制度があります。
補助金・助成金の平均は10万円から20万円となっており、塗装工事が始まる前に申請する必要があります。
補助金や助成金を利用するためには、「遮熱塗料を使う」、「地元の業者を利用する」など各自治体の決めた条件を満たす必要があるので、住んでいる自治体ではどの様な条件になっているのかを確認しましょう。
住宅ローン減税
住宅ローン減税は、ローン残高に応じて翌年の所得税が控除される制度です。
利用するためには、「工事費用が100万円以上であること」、「ローンの返済期間が10年以上であること」、「工事面積が50㎡以上であること」などの条件を満たす必要があります。
また、自動的に控除されるわけではないので、「増改築等工事証明書」や「工事着工前の状態を記録した写真」、「ローン残高証明書」などを用意して申告するようにしましょう。
まとめ
外壁塗装工事は100万円ほどかかるものなので、「まとまったお金がない」、「貯金を使いたくない」という場合にはローンを活用するのがおすすめです。
ローンは金利分を上乗せして支払うため一括払いよりも総支払額は多くなりますが、計画的に返済していけば家計を圧迫することなく外壁塗装を行うことができます。
また、条件を満たしていれば自治体や国の支援制度も利用できるので、まずは支援制度を利用できるかどうか確認してみましょう。
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